ポケモンGO沼、あるいは子供少年誌の裏表紙広告
いまさらながら、家族総出でポケモンにはまっています。2023年6月末現在。正確にはポケモンgoからのアニポケです。本当にイマサラかよ! って感じですよね。サトシのアニポケは終了し、JRもスタンプラリーとかやらなくなって久しいのに。
きっかけは、昨年秋位の頃でした。うちの子供は上も下も発達障害、学習障害のグレーゾーンで、一方現在の居住地域は新興住宅地のためか学校の特別支援学級も通級もいっぱいでとても入れません。しかたなく、朝5分間ドリルというのをやらせて少しでも改善を図ろうとしているのですが、子供もそういう方向には知恵がまわり、何か目の前にニンジンをぶら下げないとやる気がおきません。最初のうちは1冊ドリルを終えるごとに100均とかでおもちゃを買ってまさに子供だましで済んでたのですが、だんだんエスカレートしてきてamazonとかで★4以上のおもちゃでないと納得しなくなり、最近はとうとう「おもちゃなんていらない」となってしまいました。なんて贅沢なガキ共でしょう、小学生なのにもうほしいおもちゃが無いなんて!
そこでカラッポの頭を振り絞って考え出したのがポケモンgoです。うちはそれまでマトモなゲームは一切禁止にしていたのですが(赤ちゃん向けのすぐ静かになる系のは除く)、まあポケモンgoなら運動になるしいいか、と思った次第です。何しろ知恵も働かせないクセに外で遊ぶのも億劫がる、という大変やっかいな人だったので。
一応、子供にやらせるということで、多少安全等に配慮し、ナイアンティックキッズというアカウント種別を使いました。
あと、スマホも二人とも元々太古の昔の中古端末を与えていたのですが、さすがにポケモンgoを動作させるには厳しく、この機会にrakuten miniの中古を買いました。すると二人ともすぐに落として割ってしまったので、改めてrakuten hand 4Gに買い替え、ソフトケースと100均のスプリングキーホルダー、AliExpressの100円ランニングポーチを買い与えて絶対落ちないようにしました。
で、効果は劇的でした。
- 普通に近所の散歩をするようになった。
- 公園散歩もするようになった。
- スーパーの買い物もついてくるようになった。(小学生男子は買い物が極端に嫌い
- それまで山登りとかブーブー言って来たがらなかったのが、まあそれなりについてくるようになった。
- そのせいか、ぽっちゃりだったのが体が多少引き締まった。
- ひらがなを読むのも怪しかったのが、がんばって説明を読むようになった。
- いつの間にかフリック入力まで覚えてた。
- 星の砂だの、アメだのの計算のため、足し算、掛け算をがんばってするようになった。
- 赤ちゃんゲームのルールがよくわからないくらいアホだったのが、ジムだのレイドだのたまごだの星の砂だの複雑なルールをすぐに覚えた
- ポケモンの話題がきっかけでクラスに友達ができた。(それまでは友達がいなかったらしい)
- というか友達と共通の話題ができるようになった。(それまでは40年前の未来少年コナンの話題ばかり一人でしていた。親の提供コンテンツの問題。)
- アニメポケモンを見るようになり時間つぶしが楽になった。(未来少年コナンから無印アニポケ、と20年分進化した。最新のリコロイはなぜか友達の話題にはならないらしい)
- 近所の子供たち、またその親たちとポケモンgoフレンドになった。(皆さんやっててびっくり)
- 親子の会話がポケモンばかりになった
まさに、ブルーワーカーとか札束風呂状態なわけです。
まあ、そんなにうまい話が続くはずもなく、最近は上の子はリーグ戦(歩数を稼がない、単なる他のプレーヤーとの対戦)ばかり、下の子は飽き気味でポケgoの代わりにアングリーバード2ばかり。どちらもAndroid標準のファミリーリンクで制限をかけ、毎朝親となじりあいをしています。
ちなみに一番の影響があったのは、子供ではなくOku-sanのほうです。一番熱心にやりこむようになり、毎日2kmの公園ウォーキングが日課になり、無課金で相棒高速成長させるため1時間に1回は相棒をかわいがっています。
私もリアル引きこもりなのですが、ドイツとかオーストリアとかカナダとかのフレンドと毎日ポストカードギフトのやり取りをしています。(それは改善か?)
しかしこの任天堂沼、恐ろしいですね。気が付けばゲーム -> アニメ -> グッズ -> またゲームのループですよ。うちは今のところまだハード/ソフトの課金はゼロ円なのですが(スマホは機種変してしまってますが) この夏はなんらかの課金をしてしまいそうです。
